窯業系サイディングの特徴は?何に気をつけて塗装すればいいの?
外壁に用いられているサイディングには窯業系、金属系、樹脂系といくつか種類があり、種類によって特徴も異なります。
そのため、塗装の際にも各サイディングの特性に合った方法や塗料で塗装することで、長持ちさせることが出来ます。
では窯業系サイディングにはどのような特性があり、どんな点に注意して塗装すると良いのでしょうか?
●セメント質材料を主原料とし、繊維質原料と混和材、水を混ぜて窯で焼き上げて作る窯業系サイディングは、日本では戸建て住宅の7割以上に使われている最もポピュラーなサイディング材です。
●木調やレンガ調、タイル調などデザインや色が豊富なのも窯業系サイディングの魅力です。
窯業系サイディングはセメントで出来ているため、熱を溜めやすい特性があります。
真夏の直射日光を浴びる時期には、表面温度が60℃以上になることもあり、その熱は室内に放射されると蓄熱され室内が熱くなりすぎます。
そのため、塗装の際には遮熱塗料を選ぶことで対策出来ます。
また、窯で焼いた焼き物らしい性質も理解しておくと良いでしょう。
焼き物は水を吸収しやすく、水分を含むと伸び、乾くと縮みます。
塗料の塗膜によって表面が守られている間は大丈夫ですが、劣化によって塗膜が剥がれてしまったり、サイディングの継ぎ目部分にあるシーリングが劣化してしまったりすると、雨水や湿気をサイディング材が吸収してしまい、ひび割れや変形を起こしてしまいます。
そうなると、外壁の見た目だけでなく、雨漏りの原因にもなりかねません。
焼き物という性質上、水や湿気から守ることを意識して、塗膜が劣化してきたら防水性に優れた塗料で塗装すること、またその際にはシーリング部分の目地を定期的に点検して、早めに目地打ち替えを行うようにしましょう。
塗装の際には見た目を綺麗にするという目的だけで、また価格のみで塗料を選択してしまうと、サイディングの素材に合わない塗装を行い、施工不良や劣化が速まるというトラブルを招きかねません。
窯業系サイディングの場合は、遮熱、防水性に優れた塗料を選び、目地の打ち替えも定期的に行うようにしましょう。