外壁塗装の乾く時間はどれぐらい必要?
外壁塗装工事は一般的に2週間近くかかります。
外壁塗装に2週間もかかるのは長いと感じられるかもしれませんが、その要因には、3回にわたる工程がある事と、その度にしっかり乾かすことが重要になるためです。
では、塗料がしっかり乾くためには、どれぐらいの時間が必要なのでしょうか?
しっかり乾かさずに重ね塗りをすると何か支障があるのでしょうか?
●塗料の種類や温度によって乾燥時間が異なります。
●しっかり乾燥するための時間がとれていなければ施工不良を起こします。
塗料によって異なる乾燥時間
塗料にはそれぞれ適正な乾燥時間が定まっており、種類によって様々です。
塗料メーカーのサイトや塗料缶などに気温条件と、それに伴う乾燥時間が書かれています。
温度によって異なるため天気によっても左右されますし、夏は乾燥時間が短くなり、冬は長くなります。
また、下塗り、中塗り、上塗りの3工程でも乾燥時間は異なっていて最短で2時間以上のものもあれば、24時間必要なものもあります。
24時間程の乾燥時間が必要なことを考えると、3工程×24時間に塗装前後の足場設置と撤去、高圧洗浄などの作業が加わり2週間近い工事期間となるのが基本です。
仮に1週間以内で工事が終わるようであれば、十分に乾燥時間をとっていなかったり、必要な工程を省いていたりしている可能性があるので注意が必要です。
乾く時間が不十分だと施工不良の原因に!
塗料それぞれに適正な乾燥時間が定められているのは、それぞれの塗料の性能を十分に発揮させ、最大限に長持ちさせるためです。
ですから、十分に乾燥させなければ施工不良を起こしてしまいます。
不十分な乾燥によって正しく成形されていない塗膜は1年も経たないうちに縮みや割れといった問題が起きます。
たった数時間、または数日の乾く時間を守らなかったために、維持できるはずの綺麗な外壁を数年分も損してしまい無駄に費用がかかってしまうことになるのです。
まとめ
外壁塗装で使用する塗料は、各種類に応じて塗料の適正な乾燥時間は異なり、各メーカーでは、塗料本来がもつ特性を最大限に発揮するために必要な乾燥時間が定められています。
塗料がしっかり乾く時間を守らず工程を進めてしまうと、工事後すぐに施工不良が起きてしまいます。
工事が始まる前に、選んだ塗料の乾燥時間を尋ね、十分な乾燥時間を踏まえた工事日程が組まれているかを確認しましょう。